千葉大学薬学部

山崎真巳教授

植物が薬や毒となるような多様な化合物をどのように生産するか、そのしくみを分子レベルで明らかにすることをテーマとしています。
物質生産を構成する化学反応の触媒酵素、調節因子、物質輸送や自己耐性に関わるタンパク質など、遺伝子レベルで調べることによって進化の道のりを解明しています。

最近関心を持っているテーマ: 生物多様性と人間社会の関係。自然界の秩序の中で人間社会はどうあるべきか、どうなっていくのか。
研究 / 人生におけるモットー: 転石不生苔（転がる石に苔は生えない）
趣味 / 休日の過ごし方など: のんびり過ごす。

名前: 山崎真巳 / ヤマザキマミ研究者情報

部署: 千葉大学薬学部

職名: 教授

キーワード: 薬用植物、分子進化、ゲノム、トランスクリプトーム、メタボローム、生合成、二次代謝、抗酸化物質、アントシアニン、フラボノイド、アルカロイド、インドールアルカロイド、キノリチジンアルカロイド、カンプトテシン、自己耐性、抗がん剤、トランスジェニック植物、毛状根、アミノ酸、ポリアミン、触媒酵素、P450(CYP)、糖転移酵素、脱炭酸酵素、トポイソメラーゼ、転写因子、MYB、MYC、WD、シソ、ルピナス、クララ、ヒカゲノカズラ、カンゾウ、ゲノム編集、RNAi、生薬学、植物分子生物学、環境系薬学、生物多様性、漢方薬、代謝工学

関連ウェブサイト: 遺伝子資源応用研究室

所属学会情報

日本植物生理学会
日本植物バイオテクノロジー学会
日本生薬学会
日本薬学会

報道出演関連 ・掲載一覧 ／その他

【メディア出演】
＜テレビ＞

2023年1月31日放送予定 NHK 「ヒューマニエンス 40億年の企み」

＜web記事＞

2022年6月夢ナビ『自分の毒で自分が枯れては困る！植物が獲得した毒性と自己耐性』

＜プレスリリース＞

2022年12月20日『生薬「甘草」の染色体スケールのゲノム解読に成功ー薬効成分を作る遺伝子クラスターを解明』

【受賞】

2018年平成30年度日本生薬学会論文賞日本生薬学会
2017年平成29年度日本生薬学会論文賞日本生薬学会
2017年 Springer Natureが選ぶ「世界を変える論文」 Springer Nature
2010年学術貢献賞日本生薬学会
2001年奨励賞日本薬学会
2000年奨励賞日本植物細胞分子生物学会

【委員歴】

2022年 – 現在日本植物バイオテクノロジー学会　代議員
2020年 – 現在日本学術会議会員
2020 – 現在日本植物生理学会 Plant Cell Phyisology 誌編集委員
2013 – 現在日本生薬学会 J Natural Medicines誌編集委員
2013 – 2021年日本学術振興会地球環境・食糧・資源のための植物バイオ第160委員会第5期委員
2017 – 2020年日本学術会議連携会員
2018 – 2021年日本植物細胞分子学会（2020年より日本植物バイオテクノロジー学会）理事
2012 – 2015年日本植物細胞分子生物学会評議委員
2012 – 2015年日本植物細胞分子生物学会 Plant Biotechnology誌編集委員
2012 – 2013年日本植物生理学会会計幹事
2012 – 2013年日本植物生理学会評議員

【書籍】

山崎真巳著「第I部４章アルカロイド」水谷正治、士反伸和、杉山暁史編『基礎から学ぶ植物代謝生化学』羊土社 2018
山崎真巳著「第６章アルカロイド生合成研究におけるゲノム科学の役割」高山廣光編『アルカロイドの科学』化学同人 2017
山崎真巳著「第15章薬用成分の生合成制御に関するゲノム機能学的研究」高松智監修『生薬・薬用植物研究の最新動向』シーエムシー出版 2017
山崎真巳著「5章生理学: 二次代謝」日本植物学会編、日本育種学会編集協力『植物学の百科事典』丸善出版 2016

【特許】

特許第4293641号『糖転移活性を有する蛋白質をコードする遺伝子』 2009年
特許第3870234号『カンプトテシン生産植物の育成方法及びカンプトテシンの生産方法』 2006年
特開2004-065030 『カンプトテシン生産植物の育成方法及びカンプトテシンの生産方法』 2004年
WO1999-005287 『糖転移活性を有する蛋白質をコードする遺伝子』 1999年

山崎真巳　教授の記事 / プレスリリース